カラスダンゴ
民俗語彙 / 国立歴史民俗博物館 /
研究資源ID |
10561786 |
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オリジナルID |
nmjh_minzokugoi_8627 8627 |
タイトル |
カラスダンゴ |
概要・説明 |
[意味]烏団子。二月八日のコトの団子を、山形県東村山郡でいう。その前夜にこの団子を家内の者の数だけ、みず木の枝に刺して家の表と裏口との外に立て、烏が翌朝までにそれを食っておれば無難、何か変事のある家の団子は食わぬという。これをヤクジンヨケ(厄神除け)というのを見ると、もとは占いよりも祈願に近かったのである。注意すべきは、この団子に添えて、唐辛子を一本と、一枚の付木とを下げる。その付木には顔を描くが、これにはときどき眼を一つにかくという。正月四日のノサカケにも烏を呼ぶが、これは山の神の御使と考えられている。そうすると二月八日の一つ眼の神も、もとは山から降って来るように考えられていたものかもしれない。 [参照語1]ダイマナコ |
研究データのタイプ |
年中行事-事八日 |
関連データ |
[出典(年)]綜合日本民俗語彙_1(1955) |
対象空間範囲 |
山形県東村山郡 山形県東村山郡 |