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かちかち山 / カチカチヤマ

日本昔話資料:稲田浩二コレクション / 国立民族学博物館 /
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研究資源ID

11042375

オリジナルID

nme_inada_Q05481-A09

[データ番号]Q05481-A09

タイトル

かちかち山 / カチカチヤマ

作成者

[話者] / 1903年生 / /

編者・監修者

[収録者]稲田浩二

[収録者]笠井典子

所蔵者・組織

国立民族学博物館

主題

[OWCコード]AB38

概要・説明

[収録地]兵庫県多紀郡丹南町

[概要]「お爺さんの、お爺さんの畑をね、作物を荒らすもんやから・・・・・」
爺と婆がいる、畑を荒らして困る狸がいる。爺達は穴を掘ってつかまえる。狸を捕えて爺は山へ柴刈りに婆は家で餅つきをしている。狸はうまい事をいって、縄をとかせる。おじいさんが山へ行く時に狸汁をつくっておいてくれ、という。狸はそれを聞いていて、おばあさんを計略にかけて殺し、おばあさんに化ける。おじいさんが山から帰ると婆汁を食わせた。おいしい、と喜んで食べて、横になろうとした時、狸は正体を現わし、それは婆汁で骨は流しの下だ、といって逃げた。おじいさんが泣いていると兎がきてわけをきく。そして狸穴に行くと、狸は寝ていた。起こして散歩に連れ出し、いっしょに柴を刈った。帰る途中に兎は火をつけた。火うち石のカチカチと音がするので何かときかれると、ここはカチカチ山だと答える。次にボウボウいいだしたので、またたずねると兎はボウボウ山だと答える。そのうちに燃えだしたので狸は逃げた。走るとよけいに燃えて狸は大やけどをした。翌日、兎は穴にねている狸を見舞いに行き、薬だといって唐辛子の絞り汁をぬった。狸は痛がって穴からとびだした。それでも狸は兎を信用していた。次に兎は狸を舟旅にさそい、自分は木の舟に乗り、狸を土の舟に乗せた。土の舟は沈み、狸は助けを求めたが、兎はおじいさん、おばあさんの敵だ、といって助けなかった。(うさぎの舟は木舟や、カッカッ、たぬきの舟は土舟や、カッカッ)

作成日

[収録日]1972-12-15

研究データのタイプ

[日本昔話タイプ]断片【IT531;かちかち山 】

[話形分類]TA. 勝々山;ME. かちかち山

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